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和晒のこと

大釜での精錬工程を解説——なぜ2〜4日間かけるのか

平野晒工場の製造工程の中心にあるのが「大釜精錬」です。6,000リットルの大釜に生地と薬品を入れ、何時間も煮沸し続ける——その工程に、なぜそこまで時間をかけるのか。今回は精錬工程の詳細をご説明します。

精錬とはなにか

綿生地(原反)には、繊維に含まれる天然の油脂・ロウ分・不純物が残っています。これらをそのままにしておくと、生地の吸水性が低下し、染料が均一に入りません。精錬とは、これらの不純物を取り除き、生地を白く清浄な状態に仕上げる工程です。

大釜精錬の工程

弊社では以下の流れで精錬を行います。

時間をかける理由

化学薬品で短時間に処理する洋晒と異なり、和晒の精錬は時間をかけることに本質があります。急激な処理は繊維に圧力がかかり、円形断面が扁平になりやすい。ゆっくりと煮沸することで、繊維に無理な力をかけずに不純物だけを取り除けます。

その日の気温・水温・生地の状態によって最適な条件は変わります。経験を積んだ職人の目と判断が、品質を支えています。機械が数字を管理する洋晒とは異なり、「釜の声を聞く」職人技が不可欠な工程です。

仕上がりの違い

大釜精錬を経た和晒は、繊維の断面が円形を保ちます。断面が円形であることで、繊維の間に空気を多く含み、やわらかな手触りと優れた吸水性が生まれます。これが、注染や有松絞りの職人たちが「和晒でないと」と言う理由です。

弊社の和晒にご興味をお持ちの方は、ぜひサンプル請求をご検討ください。

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